29
4月

未だに続く男尊女卑の風潮

現在の社会で、女性の仕事の場はどの程度確立できているだろうか。昔に比べたらかなり多くの女性が社会で活躍しているが、あくまでそれは「昔に比べて」だろう。

実際、男性に比べ、まだまだ「働きづらい」「就職しづらい」という仕事悩みを抱えている女性がたくさん存在する。代表的な悩みとしてはセクハラだろう。大手企業ではもう存在しないかもしれないが、「女」という存在として汚い手を延ばしてくる男性上司はまだまだ存在している。
「女」だからという理由で、大きな仕事を任せてもらえないと感じている人が多いのも事実だ。男尊女卑の風習はまだまだ根強いのである。

それ以外に出産や育児に対するパワハラもある。出産や育児に対する長期休職は当然の権利であり、人が人を育てていく社会としては本来支援すべき事であるが、企業側として長期の休みを取られるのは手痛いというのが本音である。
出産後復帰したところ子供の保育園のお迎えの為残業が出来ない等の事情があり、上司から「パートに変わってもらいたい」「その方がきっと君も働きやすい」「周りの目もあるだろう」という様な事を言われ、正社員から降格させられる人も多くいる。
本来、パワハラとして訴える事も出来るが、職場での風当たりを考えると上司からの提案を受け入れざるをえないのが実際のところだ。この様に、表面化していないセクハラやパワハラはまだまだ多く存在する。

こうした男尊女卑の風習が完全に消え去るのがどの位先になるのか分からないが、セクハラは無くなったとしても、出産や育児に対するパワハラはなかなか無くならないだろう。少子化のこれからを考えてみても、こうした問題はいち早く対策を取るべきである。

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